【ローテチーム戦振り返り】飛行2枚トノゲロゲ

ローテチーム戦にこっそり参加してきました。
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まず初めに、運営のしえるさん、引き潮さん、運営お疲れさまでした!
また、今回もチームを組んでくれたワニノコ・らららくん、対戦をしてくださった皆様もありがとうございました。

今回チーム戦の記事を書くつもりはなかったのですが、運営総評の中で僭越ながら使用した構築がKP1大賞に選ばれたので書かないわけにはいかないだろうと思い書くことにしました。

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個人戦績は2-2と正直なところ悔しい結果となってしまいました。
構築自体も満足した完成度ではないので、本記事では構築の経緯や対戦内容を振り返りたいと思います。

今回使用した構築は以下のとおりです。
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■構築経緯
今回のチーム戦は被り無しなので構築の方針を決める前にまずメガ枠から選択。
個人的にボーマンダを使いたかったこと、チームメンバーがボーマンダを選ばなさそうということもありボーマンダを主軸にすることに決めました。
次に決めたのが構築のコンセプトです。
真っ先に思い浮かんだのが以前自分が使ったボーマンダ構築ですが、この構築はボーマンダに加えサザンドラギルガルドといった取り合いになりそうなポケモンが多いこともあり諦めることにしました。
pokeiro704.hatenablog.com

次に思い浮かんだ構築が飛行2枚(ボーマンダファイアロー)を通す構築で、ありがたいことにファイアローの枠を譲ってもらえたので『ボーマンダファイアローの飛行二枚を通す』といったコンセプトの構築にすることにしました。
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飛行二枚構築の良さは『雑な立ち回りの分かりやすい強さ』だと考えていて、飛行二枚のうちどちらかが表で雑に削る+残りの表2体で補完と削りを遂行させる+裏の飛行が〆るといった流れが理想的です。
その表の残り2枠として、まずは飛行タイプとの相性の良さ・削りという役割に対する特性の偉さを考慮しジバコイルを採用。
ここまでは非常にすんなりと決まりました。
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この3体を決めた時点で残り3枠に求める要件として以下を重点に選ぶことにしました。
①トリル系統の構築(特にクチート)を見れること
②鋼タイプに対して圧力を掛けられる並びであること(最低でも1回の削り+飛行打点で鋼タイプを縛れること)

①について
トリル系統に対してモロバレルで受け身の方針にするか、キノガッサで前のめりにトリルの展開を阻止していくかの2つの選択肢を考えることにしました。
この構築の1つ目の過ちはこの選択でモロバレルを選択してしまったことだと考えています。
全体的にトリル展開が苦手な構築である以上、その対策をモロバレルに一任するのでは負荷が重く、そもそもトリル展開をさせない方針で対策を考えるべきでした。
また、キノガッサを選択した場合、トリル構築に対してはキノコのほうしで誤魔化しが効くのに加え、飛行2枚とマッハパンチの火力相性の良さなど押し付ける展開を想定しているこの構築と相性が良いことがポイントとなります。
最終的には後述する②との相性を考えモロバレルを選択しましたが、結果論としてはキノガッサを選択し、残りの枠でボーマンダファイアローを通すための選択をするのが最善でした。

②について
①でモロバレルを選び、雨乞いを持たせることで雨選出との噛み合いも良くなるのではないかと考え、ニョロトノ+ガマゲロゲを採用しました。
雨選出は要件である『鋼タイプに打点を持てる』を満たしていることに加え、水タイプが半減される相手には飛行打点が通ることから『半減される1回の削り+飛行打点で大体のポケモンを縛れる』といった要素も満たしています。
また、ジバコイルの雷と相性が良い点や、制限ルールの中で種族値による雨選出に対する対策が難しいことなども見逃せません。
雨エースとしてはオムスターガマゲロゲを選択肢としていましたが、『拘り眼鏡をジバコイルと取り合いをしてしまう』といった点を除いて、この構築に置いてはガマゲロゲに分があるためガマゲロゲを採用しました。
KP1大賞に選んでいただいたガマゲロゲはこのような経緯で構築の一番最後に決まったポケモンでした。
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■対戦振り返り
VSナノカさん ☓
BV : HXAW-WWWW-WW5T-QMZ8
PT : f:id:pokeiro704:20191105231028p:plainf:id:pokeiro704:20191105231034p:plainf:id:pokeiro704:20191105231039p:plainf:id:pokeiro704:20191105231044p:plainf:id:pokeiro704:20191105231055p:plainf:id:pokeiro704:20191105225839g:plain
選出:
ナノカさん : f:id:pokeiro704:20191105231028p:plainf:id:pokeiro704:20191105231034p:plainf:id:pokeiro704:20191105225839g:plain + f:id:pokeiro704:20191105231055p:plain
たっぷ : f:id:pokeiro704:20191105225839g:plainf:id:pokeiro704:20191105221345g:plainf:id:pokeiro704:20191105222259g:plain + f:id:pokeiro704:20191105221248g:plain
そもそも選出から間違えてしまったなといった対戦。
モロバレルを出すくらいなら裏にピンでニョロトノを置いたほうがマシというくらいモロバレルを出す意味がなかったのですが、悪の波動を受けながらサザンドラを眠らせないと厳しいだろうという考えもあり選出しました。
1T:完全にメタグロスの身代わりを失念していて、サザンドラメタグロスを眠らせるorモロバレルを動かされても問題ないという理由からモロバレルでキノコの胞子を選択。
案の定メタグロスに身代わりをされてしまい非常に苦しい展開となってしまいました。
2T:メタグロスの身代わりを割るor後発のボーマンダすてみタックルの乱数を上げるためにサザンドラを削るを目的にモロバレルでめざめるパワー炎を選択。
サザンドラに悪の波動ではなく火炎放射を打たれてモロバレルがかなり削られてしまいます。
火炎放射で拘るとファイアローフレアドライブをフリーにしてしまうため可能性は低いのかなと考えていました。(どちらにせよ苦しいことには変わりないですが…)
3T:火炎放射で拘ってくれたため、ファイアローフレアドライブがフリーとなるため選択。
メタグロスの身代わりを割ることに成功します。
4T:メタグロスの身代わりを割った時点で削れたモロバレルがいることがむしろ邪魔なため、めざめるパワー炎を選択しつつ退場してもらいます。
5T:比較的ボーマンダが動きやすい盤面であることを考え、まずはジバコイルの頑丈を潰すこととボーマンダを倒しに行くことを考えメタグロスの冷凍パンチから入ってくるのではないかと考えていました。
そのため、メタグロスを削りつつ飛行2枚を通すプランを取るためにジバコイルの10万ボルトから入ったのですが、噛み合わず火炎放射でジバコイルが削られてしまいます。

この時点で裏のドサイドンを倒す手段が無くなってしまったため、そのまま負け。
選出が悪いなりに要所が噛み合えば戦えそうな試合でしたが、その要所が噛み合わなかったのが敗因でしょうか。

VSぴろさん ○
BV : L4PW-WWWW-WW5T-S743
PT : f:id:pokeiro704:20191105234737p:plainf:id:pokeiro704:20191105234741p:plainf:id:pokeiro704:20191105234747p:plainf:id:pokeiro704:20191105234752p:plainf:id:pokeiro704:20191105234804p:plainf:id:pokeiro704:20191105234808p:plain
選出:
ぴろさん : f:id:pokeiro704:20191105234737p:plainf:id:pokeiro704:20191105234804p:plainf:id:pokeiro704:20191105234752p:plain + f:id:pokeiro704:20191105234741p:plain
たっぷ : f:id:pokeiro704:20191105225822g:plainf:id:pokeiro704:20191105222259g:plainf:id:pokeiro704:20191105221345g:plain + f:id:pokeiro704:20191105225827g:plain
バンギラスを見た時点で飛行二枚ベースの選出は諦め、雨選出とすることを決定。
雨選出をするとはいえバンギラスに天候を取られてしまうようでは話にならないので、裏にニョロトノを置き、一度素で動いたガマゲロゲが天候を取ったあともう一度動くようなゲームメイクをイメージして選出をしました。

1T : この選出をされて一番まずいゲーム展開はシャンデラトリックルームを押されてそのまま押し切るような展開なので、初手はシャンデラを倒し切るor気合の襷だとしてもジバコイルのラスターカノンを通る盤面にすることが求められます。
選択肢としてはジバコイルの10万ボルトを打つかガマゲロゲで波乗りを打つかの2択ですが、前者はトリックルーム以外の動きをされたときに頑丈を失ってしまうデメリットが大きいため後者を選択。
結果としてシャンデラ(多分拘り眼鏡?)がシャドーボールを打ってきたのでガマゲロゲの波乗りで倒し切ることに成功します。
2T : 裏から出てきたのがエルフーンだったため、ジバコイルのラスターカノンを上手く通せばほぼ間違いなく倒せる盤面となりました。
ここで変に動かすことで低リスクでエルフーンに追い風をされることやバンギラスに龍の舞をされることを嫌い、素直にラスターカノンを選択。
バンギラスが削れたことにより全てのポケモンがラスターカノンで縛れている状況を作り出すことに成功します。

3T : 前ターンでジバコイルバンギラスのS関係が割れたため、ジバコイルで全てのポケモンの上を取る盤面を作るためにファイアローで追い風を選択。
4T : 当然、S関係を元に戻すために相手はエルフーンで追い風を選択しますが、素直にラスターカノンを打ち、砂ダメと合わせてエルフーンを処理することに成功。

この時点でジバコイルを失っても裏のニョロトノで天候を取り返してガマゲロゲの波乗りを通すことが出来るのでそのまま勝ち。
初手でシャンデラを処理できたこととジバコイルのラスターカノンで削った後に雨波乗りで〆るといった予定通りのゲームメイクを出来たのが勝因でしょうか。

VSあちゅさん ○
BV : 5HBG-WWWW-WW5T-SGBG
PT : f:id:pokeiro704:20191106001533p:plainf:id:pokeiro704:20191105234741p:plainf:id:pokeiro704:20191106001544p:plainf:id:pokeiro704:20191106001641p:plainf:id:pokeiro704:20191105231055p:plainf:id:pokeiro704:20191105231039p:plain
選出:
あちゅさん : f:id:pokeiro704:20191106001533p:plainf:id:pokeiro704:20191106001544p:plainf:id:pokeiro704:20191106001641p:plain + f:id:pokeiro704:20191105234741p:plain
たっぷ : f:id:pokeiro704:20191105225827g:plainf:id:pokeiro704:20191105225822g:plainf:id:pokeiro704:20191105222259g:plain + f:id:pokeiro704:20191105221345g:plain
ギルガルドがいる、メガミミロップの上を取りたいとの考えで雨選出をすることに決定。
次にドサイドンが選出される可能性は低いことから、通りの良さを踏まえジバコイルを選出。
エルフーンの追い風で雨に対して切り替えされたときに一方的に殴られるのでは話にならないのでファイアローを裏に選出。

1T : ガマゲロゲが圧力を掛けていることからギルガルドに動かされる可能性は低く、カイリューが龍の舞、エルフーンが日本晴れor追い風を選択しやすいことを考えるとニョロトノのアンコールが安定択となるためアンコールを選択。
エルフーンの日本晴れを固定し、天候は奪われたものの実質3対2の盤面を作り出すことに成功します。
2T : 純粋にジバコイルが動きやすいため10万ボルトを選択し、カイリューに龍の舞をされたものの、運良く麻痺をさせることができ非常に有利な盤面となりました。
3T、4T : 10万ボルトで恐らくカイリューを縛れていることから、ギルガルドで受けつつ頑丈を潰してくると読み、ガマゲロゲで大地の力を選択。
どちらもカイリューで突っ張られますが、両ターンとも麻痺を引き状況としては変わりません。
このカエル"持って"ますね。
正直に10万ボルトを打ちに行ったほうが良かったなと反省するプレイングでした。
5T : このままでは埒が明かないのと2ターン連続で突っ張ってくるのであれば10万ボルトを耐えるのではと考え、カイリューがもう一度突っ張る前提でめざめるパワー氷を選択。
読み通り居座ってきたので、カイリューを処理することに成功。
6T、7T : 日本晴れが切れたタイミングなのもあり、もう用済みでもあるニョロトノで熱湯を雑に選択。

この時点でジバコイルガマゲロゲを動かしながらファイアローフレアドライブorブレイブバードを通すだけなのでそのまま勝ち。
元々カイリューが厳しいのは分かっていたので麻痺を引かなかった場合かなり苦しい展開だったと思います。

VSゆうちゃまさん ☓
BV : QMJW-WWWW-WW5T-S6BM
PT : f:id:pokeiro704:20191106224645p:plainf:id:pokeiro704:20191106224624p:plainf:id:pokeiro704:20191105231034p:plainf:id:pokeiro704:20191106224629p:plainf:id:pokeiro704:20191105225839g:plainf:id:pokeiro704:20191106224645p:plainf:id:pokeiro704:20191105221345g:plain
選出 :
ゆうちゃまさん : f:id:pokeiro704:20191105231034p:plainf:id:pokeiro704:20191106224629p:plainf:id:pokeiro704:20191105221345g:plain + f:id:pokeiro704:20191106224624p:plain
たっぷ : f:id:pokeiro704:20191105221345g:plainf:id:pokeiro704:20191105221248g:plainf:id:pokeiro704:20191105222259g:plain + f:id:pokeiro704:20191105225839g:plain
ブルンゲルサザンドラファイアローと雨に厳しい要素が並んでいるため、雨選出を諦め残り4体で選出を組むことに。
序盤はサザンドラでペースを握りつつ使い捨てて、トリックルームを貼りつつファイアロークチートで上を取り続けるというのは予想できるので、その対策としてモロバレルを裏に置くことに決定。
初めに書いたようにこういった系統の構築に対してはキノガッサの誤魔化しが効くのでキノガッサを採用していれば…といった対戦でした。

1T : この並びで初手からトリックルームを貼ることは無いだろうと思い、ボーマンダで捨て身タックルを選択。
意地っ張りなのでこの捨て身タックルでサザンドラを倒しきれる想定だったのですが、ミリ耐えをされ竜の波動で返り討ちに合ってしまいます。
噛み合った瞬間勝ちだと思っていたのが初手から取り返しがつかなくなってしまいました。

2T : こちらとしては10万ボルトを打ちに行きたいですが、読まれてファイアローフレアドライブを打たれた時点で負けてしまうため、切り返すためにファイアローで追い風を選択。
正直ここはフレアドライブを打ってくる1択だと思っていたので、サザンドラに突っ張られてしまい完全に終戦

3T : まだ可能性として残されているとすれば追い風ターン中にどこかで動かれるであろうブルンゲルトリックルームモロバレルのキノコのほうしで防ぎつつ、残りの追い風ターンで雷を当てて上から縛っている2体を倒すプランしか無いので、このターンでキノコのほうしを選択。
このターンもサザンドラに突っ張られてしまい僅かな可能性も無くなってしまいました。

一応ジバコイルの雷でブルンゲルを倒しきれるのであれば、ファイアローフレアドライブモロバレルを合わせて特性でねむりを引く→不意打ちを2回耐えつつ10万ボルト2回でクチートを倒すといった筋はあったかもしれません(雷もミリ耐えされたので磁石雷耐えまで降っていたのかなと思います)。

対戦振り返りは以上です。

■反省
引き潮さんにはガマゲロゲが非常に輝いていた!とお褒めの言葉をいただきましたが、個人的なPTの満足度としては低くなってしまったのが残念です。
(ガマゲロゲが輝いていたのは間違いありませんが…)
PT構築の反省としては、飛行2枚で組むのであれば、残りは選出の幅を持たせる組み合わせにするのではなく、飛行2枚が活かせるような補完や選出誘導が出来る組み合わせにすべきという点です。
飛行2枚と雨選出で火力の押し付けが出来れば強そう!というのはあまりにも単純で、結果としてどっちつかずの構築になってしまったのは反省すべきかなと感じています。
もちろん、ガマゲロゲ自体も、ガマゲロゲから組み始めることが出来るのであれば充分強い構築になることは間違いないと思います。
プレイングに関しては、ローテ自体やるのが4年ぶりとかそのレベルのわりには理論立てて立ち回れたかなと。

■雑感
やっぱり久々にやると緊張感が合って非常に楽しいルールだなと改めて感じました。
私事で大阪に引っ越したのもあるので、関西ローテ勢と交流できる機会があれば是非参加したいなとか思ったり。

最後に改めてになりますが、運営をしてくださったしえるさん、引き潮さん、本当にお疲れさまでした。
告知から実際の運営、最後のまとめ記事まで丁寧に行っていて、参加者の分際で大変恐縮ですが、非常に素晴らしかったと思います。
また機会があれば是非参加させていただきたいと思います。

おわり。